【#de4335】scarlet編集メモ 研究員のニックネーム なぜ「スカーレット」??
皆さん、こんにちは。休日をどのようにお過ごしでしょうか。
「印西こども研究所」所長のスカーレットです。
本日より、「スカーレット編集メモ #de4335」として、研究所の様子や取材の裏側などをご紹介していきたいと思います。また、普段、育児ファミリーと接するなかで感じていることなどもお話ししますので、ご一読いただければ幸いです。
先月8/28に「印西こども研究所」をオープンして1ヶ月が経とうとしています。
おかげさまで順調に記事を更新できており、研究所員一同ホッとしてます。見向きもされないのでは…という心配をよそに、多くの方々がたくさん力を貸してくださいました。心より感謝しております。
ところで皆様、サイト内にある「登場人物」ページはご覧いただけましたでしょうか?われわれ研究員達の簡単なプロフィールを掲載しています。出身地も年齢も仕事もバラバラのメンバーで集まっているのですが、この紹介サイトを作成するにあたって、まず問題になったのが「どの程度公表するか」という点でした。
私はWebサイトを作るにあたって心がけていることは「親しみを持ってほしい」というところです。何事にも共通する話ではあると思うのですが、自分との共通点など何か似たところがあると、人は「自分に近い人物だ」と考えるようになります。
親しみを持って応援してもらうためには、可能な限り情報を出すことも必要だと考えていたのですが、プライベートな部分との線引きは人それぞれ違う。ましてや、自分だけでなく家族にも関わる場合があるので、どうしたものか…と悩みに悩んで、「ニックネーム」で呼ぶことにしました。
普段からあのニックネームで「ねえ、ちょっと、ポウセ。」などと呼んでいるわけではありません。LINEのやり取りで使う分は問題ないかもしれませんが、外出先で「ローズ」やら「サマンサ」やら呼ぶと、こっちが恥ずかしい目にあいますし。あくまでWebサイトという仮想世界の中での設定です。
このニックネームは、それぞれ自分で考えてもらいました。しかしニックネームというものは、通常、人につけてもらうものであり、自分で「私のことローズって呼んでね。」という人はほぼいないでしょう。言われた側も「ローズ?はあ…。」としか答えようがありません。プリンセスのようにキラキラしたものは気が引けるし、かといって自分を卑下するようなものも付けたくない。そんなのテンションが上がらない。研究員全員から「みんな、どんなのつけてますか?」という詮索LINEがピロンピロン鳴る日々が数日続きました。
しかし人のことを心配する暇はない。私もこの沼にハマっていました。他人に「ねえ、私のニックネーム何がいい?」と聞いたところで、困らせるだけでしょう。ピッタリのニックネームをすぐに思いつくわけでもないし、「本当に似合う」ニックネームを忖度せずに口に出せば、気を悪くすることもあるでしょう。本当に難しい。
そこで私は、私のひとり息子に決めてもらうことにしました。「お母さんにニックネーム付けるなら、何がいいと思う?」と。すると意外や意外、即答で「スカーレットが似合うと思うよ。」という返事が来たのです!
皆さんは「スカーレット」と聞けば何を想像しますか?私の中の「スカーレット」は、風と共に去りぬの「スカーレット・オハラ」やアメリカの女優「スカーレット・ヨハンソン」です。いずれも名女優であるし、何より響きが美しい。「スカーレットって感じですね。」と人に言われれば、少々恥ずかしさはあるものの、決して悪い気はしないでしょう。息子、やるじゃん!と一気にテンションが上がりました。
「ねえ、なんでスカーレットなの?」嬉しさ溢れる声で息子に聞いてみたところ…、「あのね、前に見た映画に大悪党大会のチャンピオンがいてね、その人の名前がスカーレット・オーバーキルだったの。お母さんに似てるなって思って。」
「ミニオン」だ…。
(手元にこのメモ帳しかありませんでした…。販売されていたものです。)
都合のいいスカーレットばかり思い浮かべておいた自分が恥ずかしい。アンガールズ山根にそっくりな旦那様を持つ、悪党中の悪党スカーレット・オーバーキルだったとは…。「僕、スカーレットって言おうか、マレフィセントって言おうか迷ったんだよね」両方、悪役…。そういう経緯で、私のニックネームは「スカーレット」に大決定。
他の研究員達はと言うと、「娘が好きなポケモン」やら「宮沢賢治のチュンセとポウセ」「ペットの名前」など、さまざま面白いニックネームができていました。なお「ローズ」だけは、私が決定したのですが、その経緯は後日「スナック檸檬来夢」で話したいと思います。
大悪党であろうが、息子が付けてくれたのだから「スカーレット」は気に入っています。唯一、藍だけが「みんなを取り仕切る所長が大悪党でいいんでしょうか…。」という冷静な意見をくれましたが、聞こえなかった事にしました。
息子の目から見た母親は「悪役」であることが明確にわかった出来事でした。これまでの教育方針に少々の疑問が浮かびそうなところですが、よく考えれば息子は幼児ではなく、中学生。思春期の子が「ねえ、お母さんのニックネームつけてよ」という母親の突拍子もない質問に忠実に答えてくれただけでもありがたい。一喜一憂している自分の馬鹿さ加減をを思い出すと、確かにスカーレット・オーバーキルかもな…と納得です。
writer:スカーレット
0コメント